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2004.06.23

伴走者の体力消耗について

盲人マラソンの伴走者というのは一般に選手(視覚障がい者)より走力がある人が伴走する。
目一杯走る選手と伴走者ではどちらが疲れるかと言うと、それは選手のほうだと思うのは当たり前だ。
しかし、伴走者は自分が単独で走るときに比べて伴走者として走るときには伴走ロープを手に持って視覚障がい者ランナーを誘導しなくてはならない。
理想的な伴走が出来たとしても伴走者は自分のトレーニングによって培われた理想のフォームから外れた走りをしなくてはならない。
他にも走路の誘導、大会などでは周囲のランナーから接触されることを避けなくてはならないし、エイド給水の補助をする場合もある。
他に視覚障がい者ランナーが参加している場合などはライバルの動向レポート、周囲の応援・風景のレポートなど。
ある場合はペース配分のアドバイス。

これだけのことをやったら走力が上の伴走者でも負担が無いはずがない。
実際視覚障がい者ランナーと伴走者のレース中の体力消耗を研究しているかたのレポートを読んだら視覚障がい者と伴走者は一般ランナーよりも体力を消耗しているのではないか?という報告もある。

ここで言いたいのは伴走者はこんなに大変なんだ! と言う事ではなく、思ったよりも体力を消耗していることを知ってもらいたいという事である。


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コメント

いつも使わない神経を使っている分、消耗度合いも大きいかもしれないですね。
でも、違った面で一人でレースを走るよりも楽しい部分もあります。一緒にレースを作っていく連帯感のようなものも生まれますね。

投稿: こうめ | 2004.06.24 23:13

そうですね、何時もと違っているからまた新鮮なこともあるでしょうね。
伴走もそうですが、楽しくなかったら続かないですよね。
一番は楽しむことだと思います。
ps
Iさんとの伴走写真拝見しました(たぶん)、とても楽しそうな雰囲気が伝わってきました。
こうめさんの気持ちが現われているような楽しい写真でした。
有り難うございます。

投稿: クニ | 2004.06.24 23:39

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