物を見ること と ランニング(3)
人間の五感で一番情報量が多いと言われている視覚ですが、外界の情報の80%以上は視機能に依存しているといわれています。
その視覚は「視力」「視野」「色覚」「立体視・距離感」の4つの要素で構成され、重要度はこの順番とも言われています。
視覚に障がい持っている人が走る時には伴走者と言うガイドランナーが走る場合が多いのだが、 そのガイドランナーはどんな点に注意したら良いか。
視野が狭い人を伴走する時
この障害を持つ場合に、前方を横切る人や自転車などが見えた途端に衝突の危険がある範囲にいるわけで、
伴走者は事前に横切る事を通告しておく必要がある(中心部に視野がある場合)
網膜色素変性症を伴走する時
視野が狭くなる障がいを持つ場合が多いが、その他に光の調節が難しい場合もあり、明暗の変化に注意する必要がある。
暗い場所での視力低減が感じられるのと、紫外線により症状が進行する可能性もあるので強い直射日光の下での運動は注意が必要。
また、明るい道路などにある日陰が段差に見えることもあるようで、
伴走者としては段差が無いから無通告で良いと言う事は無い。
常に「段差はありません!!」
と言葉かけを継続している事などが安心感に繋がる。
網膜剥離などの危険性がある人を伴走する時
小眼球、強度近視、無虹彩や、
眼圧が高くなりやすい~緑内障、先天性緑内障(牛眼)などは網膜剥離の危険があるので頭部の圧迫や衝突、転倒などに充分注意する必要がある。
| 固定リンク
コメント