物を見ること と ランニング(5)(視野障害)
視覚に障がい持っている人が走る時には伴走者と言うガイドランナーが走る場合が多いのだが、
そのガイドランナーはどんな点に注意したら良いかを考えてみる。
視覚には「視力」「視野」 「色覚」「立体視・距離感」があるが、 視野に障害を持つと言うことは狭窄(きょうさく),半盲, 暗点という三つの種頚がある。
・狭窄(全体的に見える範囲が狭まる)
求心性視野狭窄:中心部は見えるが、周辺部が見えない状態。
緑内障,網膜色素変性症などで発生する。
不規則狭窄:網膜剥離,網膜出血の時などに起きる
(ヒステリーでも求心性狭窄を起きる事がある)
・暗点:視野の中に見えない部分がある。
中心暗点:周辺部は見えるが、中心部が見えない状態。
・半盲:視野の半分が見えない状態。
網膜に映った像を脳まで伝える視路の障害によるもので,
その部分に腫瘍があったり脳出血があったりして視路を圧迫している場合などに起こる。
脳血管障害などによる半側無視(主に左半側無視)は脳梗塞により起こるもので、半盲とは関係ないようだ。
いずれも見えない部分に障害物があった場合には認識できないわけで、ランニング・ウォーキングなどの場合には衝突、 つまずきなどの事故に繋がる事になる。
伴走者がいる場合でも危険が予知できる場合には事前に告知が重要。
突然進路を変えるなどの行為は危険も伴うし、何よりランナーの快適性・疲労に繋がると思う。
単独で走っているランナーへは自分で管理されている事で、第三者から言う事は無いと思うが、
ご自分の視野の欠損している部分を認識して絶えずその部分をフォローするような事を考えると良いかと思う。
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