物を見ること と ランニング(1)
物を見ることって何だろう?
視覚障がいを持っている人と一緒に走って20年以上、あんまり気にしないで走っていたが、最近いろいろと思う事がある。
視覚に障がいを持っている人は伴走者が必要だが、 それは自分の前が良く見えないために危険があるから第三者の伴走者と言うガイドランナーを必要とする。
では、見えると言う事はどんな事?、見えないってどんな事?
単独で練習会場まで来る視覚障がいのランナーが走るときには伴走者を必要としている。
走るときのルールは競技会などではIPC(国際パラりンピック委員会)の競技規則が一般的だが、
これによると視覚障がいを3つの区分にクラス分けしている。
B1:視力は、光覚までで、どの距離や方向でも認知はできないもの
B2:手の形を認知できるものから、視力0.03までまたは視野が5度以下のもの
B3:視力は、0.03以上0.1までのものと、視野が5度以上で20度以下のもの
伴走者にも多いのだが、視覚障がい者と言うと何も見えないと思っている人が多いが、 実際は明るさも判らない人は視覚障がい者の約3割とか言われている。
私の体験だが、初めて白杖(視覚障がい者が持っている白い杖) を手から離して走る事は晴眼者がアイマスクをして走る以上の恐怖体験だろう。
視覚に障がいを持っている人に無理やり走る事を薦めるつもりは無い、だが走りたい人がいる限り一生協力したいと思う。
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