« 社会貢献フォーラム | トップページ | 盲人マラソン伴走者育成研修会 »

2007.03.02

東京マラソン(2)

2月18日は朝から雨、前日の予報ではスタートの9時ごろには小降りになるとの予報もあったが、
その後の予報では昼過ぎまで降り続き、だんだん強くなるとの予報。

関係団体の事務局がスタート会場のすぐそばにあるのでしっかりお邪魔して着替え、トイレなどを使わせてもらう。天国。

銀座を走る スタート時間になったので伴走する選手と共にスタート地点に向かって荷物を預けようとするが選手たちの流れに逆らう格好でなかなか前に進めない。

やっとスタート地点に並ぶ事ができた。
雨はやむ気配は無い。
神戸の伴走者協会のかたが声をかけてくれたり、 知り合いの視覚障がい者ランナーと伴走者が時々声をかけてくれるのでスタート時間を待つのに暇つぶしになったが、 雨が冷たく寒くてしょうがない。

伴走する相手は佐世保からきたランナー。
寒くて震えているようなので背中のディパックから簡易ポンチョを取り出して着てもらった。

スタート
25000人がスタートするので30分はかかるかと覚悟を決めていたが、以外に早くスタートラインを踏む事ができた。
約12分のロス。
新宿副都心の広い道を走るので意外と混雑しないで走る事が出来た。

市谷付近からの下り坂ではペースが上がらないように注意したが、それでもだいぶ早かったようで、 選手のオーバーペースに繋がらなければ良いが。

田町付近(15キロ)に来るとロープを握っている左手が痺れてきたと訴えがあり、伴走位置を右側に交代する(伴走者が右側で伴走する)

しかしロープを握った左手に何か違和感がある。伴走する筆者(左端)
品川駅を折り返した後に「何か伴走が合っていないよね?」と尋ねると、「そう! 合っていない!」の言葉が返ってきた。
もちろん、二人三脚の伴走者としての基本は忠実に守っているのだが、何かが違う!!

結局この違和感の原因は最後までわからず、一生懸命に合わせようと思う気持ちだけで走ったようだ。
やがて足が痛いので歩く事にした。
しかし、しっかり歩けば走るのと変わらないよ! で 大股でしっかり歩こうという事になった。

前の関門で22分あった余裕が17分になっている。
すこし余裕が無くなって来たが、しっかり歩きましょう! のアドバイスに関門の余裕タイムは減らさないで進む事が出来た。

浅草の折り返しでは知り合いのボランティアさんが声をかけてくれた。
偶然にも伴走している選手と同郷で小学校まで一緒だそうだ。

銀座に差し掛かった頃から沿道の応援者のかたから差し入れをしてくださる方が出てきた。
そういえば23キロ過ぎから食料のエイドがあると聞いていたが、その片鱗も見えない。
6時間以上かかりそうなので念のためにディパックに雨具、食料、水、お金などを持参して走ったのだが雨具は既に役に立っているし、 食料も役に立っている。
でも、沿道からの応援と差し入れは何よりも嬉しい。
殺伐とした東京マラソンになるかと思ったのだが、なかなか捨てたもんじゃない!!
応援もすばらしいし、ボランティアさんは雨の中を震えながら応援してくれて感謝の言葉しか出ない。

臨海副都心に差し掛かった頃には雨も上がり青空も見えてきた。
応援も熱が入るのか、豚汁を出してくれていた仲間もいた。

いよいよゴール!
6時間43分でフィニッシュラインを超えることが出来た。
しびれる手と、痛い足を我慢しながら頑張った選手にエール贈りたい。

伴走メーリングリスト参加者募集中!
人気blogランキングへ

|

« 社会貢献フォーラム | トップページ | 盲人マラソン伴走者育成研修会 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 東京マラソン(2):

« 社会貢献フォーラム | トップページ | 盲人マラソン伴走者育成研修会 »