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2009.05.17

2009萩往還:完踏記(10)【萩市内へ】

「山口100萩往還マラニック」は明治100年を記念して小野幹夫氏が作り上げたウルトラマラソン大会。

山口県の山口市をスタートし、秋芳町、日本海の俵島、長門市、青海島、萩市から往還道を通って山口市に戻る250キロが最長のレース。


===

5月3日(日曜)


●鯨墓チェックポイント(152.8キロ)19時05分到着<仙崎エイドからの区間スピード=13分06秒/キロ>


鯨墓を折り返すとまたまた青海島・海上アルプスのアップダウンを繰り返して仙崎に向かう。

帰路はキャンプ場は通過なので青海大橋まで約10キロ連続の工程になる。


この先は宗頭(ムネトウ)公民館まで約12キロあるので、約22キロの連続行程になる。

夜になって人通りも途絶えた街並みの旧道をランナーたちだけがヘッドランプの明かりを頼りに宗頭に向かう。


突然バス停のベンチから「クニさん!!」と声をかけられた。

暗闇の中から突然の声にビックリ!! 久しぶりに参加のHさん(私が初めて萩往還に参加のころ、桜道と連続参加するなどのスーパーマン)
が日射病で熱があるとかで、額に熱さましのシートを張ってやおら起き上がってきた。

さすがスーパーマン、ちょっと話をしただけでさっさと先に行ってしまった(苦笑)


暗闇の中をやっと宗頭の明かりが見えてきた。

何時もの通り隣の酒屋で缶ビールを買ってから預けた荷物をもらう。

既にリタイヤした選手がボランティアとして活躍している人もいる。

顔なじみの選手が何人かボランティアとして活躍しています。

私も昨年は肋骨を2本折ったまま此処のボランティアを夜明けまで行ったのだ。


●宗頭チェックポイント(175.2キロ)
23時40分到着<鯨墓チェックポイントからの区間スピード=12分27秒/キロ>

●宗頭チェックポイント(175.2キロ) 0時30分出発<所要時間=50分(着替え・食事)>


5月4日(月曜)

height="150"
alt="藤井酒店のチェックポイント"
hspace="10"
src=
"http://banso.cocolog-nifty.com/banso//media/img_20090517T123923875.jpg"
width="200"
align="left"
vspace="10" /> 食事後に簡単な着替えをして廊下で仮眠する、
モーニングコールならぬミッドナイトコールをしてくれる人がいたので、
0時20分に携帯電話にコールすることをお願いして横になるがなかなか眠れない。

携帯に着信があったのでやおら起きだして0時30分に宗頭を出発。


次のチェックポイント藤井商店を目指すが、休んだせいか肌寒い!

今年は派手な点滅ライトは無く、店のわきにある街灯のポールに看板と点滅ライトが淋しくつほど点滅しているだけだった。

【写真】ポールに白い「藤井商店」と書かれた看板と3つの点滅ライトがチカチカしている。手前にはビールケースが置いてある。周囲は暗闇。


●藤井商店チェックポイント(178.5キロ)1時05分到着<宗頭チェックポイントからの区間スピード=10分36秒/キロ
(休憩を含まず)>


チェック後に暗闇の山道を標高差150メートルほど登る。

先行しているランナーを歩きながら抜いて国道に出たところで後から来るHさん、Sさんを待つ。


3人で鎖峠(クサリトウゲ)標高231メートルに到着したころは眠くて・眠くて!

Hさんと一緒に路肩に座って少し仮眠をとることにした。

Hさんは座るなり鼾をかいて寝始めた、よほど眠かったのだろう。

眠いがなかなか寝付けずに通り過ぎるランナーの声や足音を聞きながらうとうとして10分ほど寝ただろうか?  "http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E8%A6%8B%E9%A7%85">三見駅に向かって下り始めるう。


"http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E8%A6%8B%E9%A7%85">三見駅までは勝手知った街並みと思っていたら、
昨年通過していない間にずいぶんと街並みが変わっている!

新しい建物がたくさん出来て、違う街を走っているような気分だが、三見川は変わらず流れているので川を目安に一路駅に向かう。


鎖峠から標高差200メートル以上下ったことになり、すぐ先は海になる。


●三見駅チェックポイント(187.6キロ)
3時10分到着<藤井商店チェックポイントからの区間スピード=13分27秒/キロ>


height="150"
alt="三見駅チェックポイント"
hspace="10"
src=
"http://banso.cocolog-nifty.com/banso//media/img_20090517T123924156.jpg"
width="200"
align="left"
vspace="10" />


何時ものように誰もいない待合室と外の街路樹にチェックライターがぶら下がっている。

【写真】三見駅のチェックライターと看板(写真は2007年)駅前の街路樹に「三見駅」
と書かれた白い看板が立て掛けられて点滅ライトがチカチカしてチェックライターがぶら下がっている。駅の明かり以外の周囲は真っ暗。


三見駅を後にして薄気味悪い山道を玉江(タマエ)駅に向ってくにゃくにゃした道をヘッドランプの明かりだけを頼りに進む。


街灯一つ無い道だがこれでも立派な "http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E5%8F%A3%E7%9C%8C%E9%81%9364%E5%8F%B7%E8%90%A9%E4%B8%89%E9%9A%85%E7%B7%9A">山口県道64号萩三隅線
(やまぐちけんどう64ごうはぎみすみせん)
と言うのだそうだ。

時々山陰本線の踏切を横切る時以外は明かり一つ無い暗闇で、今年はHさんと2人だが、以前には何回か一人で通っている。


夜が明けかけた頃に玉江の街並みに入り、新聞配達のお兄さんに駅までの道を確認して玉江駅に向かう。

途中でなぜか右側からの道にこちらに向かって白線が引かれている。

自分たちの通っている道以外に道路は無いはずなのだが!


●玉江駅エイド(193.9キロ)4時25分到着<三見駅チェックポイントからの区間スピード=11分02秒/キロ>

(薄気味悪いから早く通り過ぎた見たい(笑))


ここまで来ると萩城はすぐで、先に到着したランナーが段ボールや駅のベンチで仮眠している。

私たちも少しだけ横になる。


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"http://www.banso.com/ultra_m/hagi/2009hagi/index.htm">ホームページの2009萩往還完踏記に戻る


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