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2009.05.13

2009萩往還:完踏記(7)【日本海から330メートルへ】

「山口100萩往還マラニック」は明治100年を記念して小野幹夫氏が作り上げたウルトラマラソン大会。

山口県の山口市をスタートし、秋芳町、日本海の俵島、長門市、青海島、萩市から往還道を通って山口市に戻る250キロが最長のレース。


===

5月3日(日曜)


●俵島チェックポイント(98.8キロ) 8時55分到着<海湧エイドからの区間スピード=10分54秒/キロ(食事・
着替えなど含む)>


height="150"
alt="川尻(カワジリ)岬にあるチェックポイント:沖田食堂"
hspace="10"
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"http://banso.cocolog-nifty.com/banso//media/img_20090513T140844625.jpg"
width="200"
align="left"
vspace="10" />俵島のチェックポイントを終わると次は「川尻(カワジリ)岬」のチェックポイントに向かう。


湯谷島を抜けるまではアップダウンの連続。

大浦漁港の長ーーい直線平坦地を抜けるとまた上り坂が始まる。

今度は上り坂に苦しめられながらひたすら川尻岬に向かうが、この登りが長い長い!! 「 "http://khimyu.at.infoseek.co.jp/yuya.html">向津具(むかつく)半島
とは良く言ったものだ(笑)


登りに登って平坦な道路に出るとやがて急坂を下らされてやっと川尻エイドの「沖田食堂」に到着。

【写真上】川尻(カワジリ)岬にあるチェックポイント:沖田食堂(食堂の壁に「釣りえさ、おでん、お食事、休憩」と書いてあり、
選手がチェックノートに記入して出発する選手もいる)


●川尻岬チェックポイント(107.2キロ)
10時20分到着<俵島チェックポイントからの区間スピード=9分36秒/キロ>


食堂ではカレーうどんが美味しいと折り返しの選手から聞いていたが、 私が到着時にはカレーライスだけになっていて、
それも量が非常に少なくてチョット残念だった。


食事後に早々に立石観音に向かって出発。

先ほどの急勾配を今度は登り返すことになる。


棚田の美しい風景が足もとに広がっている。

はるか先にはこれから登る千畳敷の山並みと、さらにその先には青海島の島影が靄の向こうに見えている。

まだまだ明日の夕方まで走り続けるのだ。


立石観音のチェックポイント直前のバス停で女性の選手が靴下を脱いで呆然としている。

聞いてみると足が痛いので靴を脱いでみたら腫れがすごい状態で、見たらこれ以上走れなくなった!との事。

あと数百メートルで立石のチェックポイントでお店もあるが、ここはただのバス停で周囲には民家も見当たらない。

携帯電話も持っていないという事なので、大会本部に連絡をし、
本人了解のうえで収容車が来るまでここで待機することの指示を本部と連絡仲介して先を急ぐ。天気が良かったから良いようなものの、
雨だったら無視しておけない状況だった。


約10分の救出劇だったが、立石観音に無事到着。


●立石観音チェックポイント(117.1キロ)12時25分到着<川尻岬チェックポイントからの区間スピード=12分30秒/キロ
(食事・着替えなど含む)>


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alt="津黄峠からの絶壁に見える千畳敷への自動車道路"
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width="200"
align="left"
vspace="10" /> ここからいよいよ千畳敷への上り坂になる。

海抜0メートルから延々との7.6キロで330メートル登ることになる。

途中の津黄峠(199メートル)で一度下ってから昨年からコースが変わった自動車道の急坂を登りだす。

ここは昨年に肋骨を二本骨折していた時に、この急坂を見て戦意喪失した個所です。


照りつける日差し、壁のようにそそり立つ自動車道路、疲れた足を引きずるように頂上の千畳敷に向かって進み続ける。

やっと道路が平坦になってくると見覚えがある千畳敷の広場になる。

【写真中】津黄峠からの絶壁に見える千畳敷への自動車道路(写真で見ると大した勾配に見えませんが、
実際は壁のような勾配でのしかかってきます。


●千畳敷チェックポイント(124.7キロ)
14時00分到着<立石観音チェックポイントからの区間スピード=12分50秒/キロ>


style="WIDTH: 200px; HEIGHT: 150px"
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alt="千畳敷の頂上から長門市、青海島方面を見た写真"
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"http://banso.cocolog-nifty.com/banso//media/img_20090513T140845703.jpg"
width="200"
align="left"
vspace="10"
border="0" />海抜330メートルの風景は絶景だが、そんな事を言っていられない。

何しろ昨年の肋骨を2本骨折してここでリタイヤした時のタイムより遅いのだ!!

【写真下】千畳敷の頂上から長門市、青海島方面を見た写真(足もとに千畳敷の草地、道路をはさんで風車の3枚羽、
海をはさんで長門市の街並みとこれから向かう青海島(おうみしま)へ渡る橋と青海島が少し見えている
(あの先まで行くかと思うとゾーットします)


 



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