伴走教室 in 神宮
2009年6月28日(日曜)
神宮外苑の日本青年館と絵画館前を使って伴走教室を開催しました。
主催は笹川スポーツ財団とNPO法人・日本スポーツボランティア・
アソシエーション。
東京マラソンのボランティアリーダーのスキルアップ研修の一つとして開催され、昨年に続き2回目の開催になります。
約40名の参加者で、視覚障がい者の協力者も3名参加。
講師は日本スポーツボランティア・アソシエーションの宇佐美理事長と筆者の2名。
講義内容はまず、 協力者の盲導犬ユーザーから盲導犬についての注意事項などの説明。
他の視覚障がい者から点字の紹介。
もう一人の視覚障がい者からは日常生活用具の紹介などをつかって、視覚障がい者のかたの一端を知ってもらう事に始まった。
この日常生活用具は一つは「カラートーク」と言う、色を音声で知らせてくれる器具です。
眼鏡のケースと同じくらいの大きさで、
今回は講師の着ているシャツの色を当ててもらった。
他の一つは「Iタッチトーク」という、ICタグの一種で、今回は「わかめスープ」と「コーンスープ」がほぼ同じパッケージで、
視覚障がい者には触っても判別できないものを、あらかじめ録音して貼り付けてあるタグに機器を近づけて「わかめスープ」・「コーンスープ」
と話してくれる実演に参加者は感心しきりだった!
他にはピンで点字を表示する 「ブレイルメモ」の紹介をしてくれて、参加者に好評だった。
講義は 「視覚障害障害とは?」から始まり、 障害の種類などをパワーポイントを使ってビジュアルに理解できるように苦労した教材で講義を進めた。
その次は
「スポーツボランティアと伴走」のテーマで、
実際にボランティアとして活動する時に視覚障がい者との接し方や注意する点などを画像を使って判りやくす説明した。
実技は国立競技場を挟んだ絵画館前に移動して介助の基本と伴走の基本を実演を交えて講義。
その後はアイマスク体験で参加者同士でウォーキングやランニングで初伴走を体験した。
協力の視覚障がい者ランナー3名もたくさんの方と走れたようで、いつも協力に感謝しています。
終了後のアンケートでは「時間が短かった!」と、もっと伴走について、 視覚障害について知りたいとの回答が多かったようで、熱心な受講者と、協力者のおかげと、 苦労して教材のパワーポイントを作った 苦労が報われた思いがしました。
【 写真1】視野狭窄の例を画面と視野狭窄体験レンズを装着した受講者と共に説明する筆者
(画面には中央部しか見えない状況を写し、レンズを付けた受講者と指を丸めてこの視野の範囲が約3度ですと話す筆者の写真)
【写真2】目隠しをして実技会場に向かう受講者(外苑道路の交差点で自販機の前を目隠しした受講者とガイドする受講者の写真
【写真3】目隠しをした障害体験者と伴走にチャレンジする受講者の2名
【写真4】実技会場で参加者への講義の様子(絵画館前の道路で半円形になり説明を聞く受講者の皆さん。
今回は車いすの介助法も取り入れたので手前に車いすが見える。
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